2009/03/05 (Thu) 予約受け付け開始

　３月１日、はやばやと郡上踊りシーズンの予約受付を始めました。

　数年前までは４月になってからだったのですが、大河ドラマ「功名が辻」あたりから年明け早々に問い合わせの電話がたくさんかかるようになり、受付を１ヶ月早めたのです。

　民商のブログなのでもうひとつの理由（商売上の裏話）をバラしますと、郡上八幡はこの時期はいわゆるシーズンオフ。この不況時でなくとも毎年さっぱり売上が上がりません。そこで、当館では以前より踊り期間中の場合に限りご予約料をいただいているのですが、これを受け付け時期の繰上げで少しでも早く回収し運転資金にしようと考えたわけなんです。

　有り難いことに今年も受け付け初日は立て続けに御電話いただき、とうとう買い物にも出られないくらいでした。（この後はどうなるかわかりませんが・・・）

　とにかく商売上もだいじな「郡上踊り」を町民の皆さんとともにこれからも大切にしていこうと思っています。

                          宿屋の女将

2009/02/26 (Thu) アカデミー賞

　このところ風邪が治りきらないせいか体調がいまひとつで、なかなかブログを書く余裕がなかったのですが、映画マニアの私としましては今回の「おくりびと」のアカデミー賞受賞について一言書かないわけにはいきません。

　映画の内容については前にこのコーナーでご紹介しましたが（“映画マニアその後”）、先週の日本アカデミー賞で１０部門も受賞したのでもしやとは思いながらも、さすが驚きました。とにかくよかったよかった。

　でもマイナーでもきらりと光る作品を追い求めている者としましては少々メジャーになりすぎたという感も否めません。（矛盾？）

　やはり映画好きの娘（若女将）はこのアカデミー賞の生中継を見るためわざわざＷＯＷＯＷの契約をしたとか。当館のホームページの「町家千軒コーナー」で彼女の感想もご覧下さいね。　　　　　　　　

　　　　　　　　宿屋の女将

2009/02/17 (Tue) 春がきた

　この１４日から恒例の「郡上八幡・城下町のおひなまつり」がはじまりました。今年で何回目でしょうか。１００軒くらいのお店（普通のおうちも）が自慢の御雛様を披露しています。

　当館が協力し始めてからは３回目になります。風邪を引いて体調がいまひとつだったんですが前日の１３日、気合を入れてかざりました。何しろ８０年以上前の御殿飾りで、たくさんの部品を組み立てなければならないので大変なんです。でもお雛様をかざるといよいよ春が来たナーって感じがします。

　ひと月後れのひな祭りの４月３日までやってますので、皆さんぜひ郡上八幡へ観に来てくださいね。

                          宿屋の女将

2009/02/12 (Thu) 研修旅行２

　この研修旅行でもうひとつどうしても書きとどめておかねばならないのは知覧町の平和会館についてです。

　この町はかつて特攻隊の基地があったところ。太平洋戦争末期にはここからまだ20才そこそこの若者が敵の軍艦に体当たりするために、片道ぶんの燃料だけを積んで飛び立ったのです。

　訪れる観光客はいまや武家屋敷よりここの方が圧倒的に多いのですが、会館のいくつものガラスケースの中にはたくさんの遺書が並べられていて、わが町郡上市の高鷲村出身簑島〇〇君のも発見することが出来ました。

　「御国のために敵と戦います」と書いてあるのを見て「外国とは仲良くしてこそ日本のためになるのよ。」とつぶやいてしまいました。

　時間が無くてゆっくり見て回れなかったのですが、映画館やテレビで何度も見てそのつど涙を流した「月光の夏」に使われたピアノも展示してあったそうです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　宿屋の女将

2009/02/05 (Thu) 研修旅行

　３日４日と郡上八幡観光協会の役員研修旅行に行ってきました。行き先は鹿児島県の知覧町と宮崎県の飫肥（おび）町。二県にまたがる両地を一泊二日で行うという強行軍で往きも帰りも個人的には出来れば避けたい飛行機でしたが実リ多い旅行となりました。

　二つの町はともにかつて５万石程度の城下町で４万８千石だった郡上八幡とほぼ同じ大きさ。郡上踊りのような集客力のあるイベントは無いものの素晴らしい武家屋敷がたくさん残っていて（郡上八幡は幾たびかの大火のため１つも残っていない)かつての島津藩の隆盛に圧倒されるとともにとてもうらやましく思いました。

　特に飫肥町は昨年わざわざ郡上八幡に研修に来ておられ、「今回の感は・・・？」など視察に来た私たちからさえも何かを得ようと一生懸命だったのが印象的でした。
負けないようにがんばろうっと！　

　　　　　　　　　　　　　宿屋の女将