2008/12/08 (Mon) 消費税減税と政党助成金廃止

　イギリスで消費税率が引き下げられました。景気後退の中で国民の負担を減らし消費を拡大しようというものです。日本の政府がやろうとしている「給付金」なんよりよっぽどいいですよね。「住民票」の無い人や銀行口座の無い人ももれなく恩恵を受けることが出来ますものね。むしろそういう人にこそ援助が必要です。

　一方、政党助成金の廃止を提案したのはカナダの財務省。「国民が困っているときには政治家も苦労しよう」というものです。日本の政治家も見習って1日も早く助成金を返上してほしいですね。そもそもこの制度は憲法違反ともいわれてますから・・・。

　イギリスとカナダがうらやましい

　　　　　　　　　　　　　　　　宿屋の女将

2008/11/27 (Thu) メール予約その後

　このコーナーへ始めてブログを投稿したのが「初めてのメール予約」でしたが,その後国内国外いろんな方からのメール予約をいただきました。

　その中でも先日の3連休に2泊してくださったイギリス人のMr．J・Wさんは印象的です。ご到着前に8回もメールが届き（最後は美濃太田から）、その度に苦労して英文でお返事。おいでになった方は比較的お若い方だったけど最近では珍しくまったく日本語が通じません。おまけにロイヤルイングリッシュ（？）で一方的にお話になるのでちんぷんかんぷん。でも何とか肝心なことだけは通じたらしく「サンキュウベリマッチ」と何度も言って御帰りになりました。

　後でまたまたメールがあり「郡上八幡はとても素晴らしかった。特に中嶋屋旅館は・・・。」みたいなことが書いてありました。

　それにしてもはるか遠くから当地を目指しておいでくださり当館をご利用くださるのは何というご縁でしょうか。

　サンキュウベリィマッチ　グッドラックと返信しておいた
　宿屋の女将

2008/11/21 (Fri) 初雪

　昨夜降っていた雨がみぞれから雪に変わり今朝は屋根にうっすら積もっていました。 昨日の朝、近くの山の上が雪化粧してましたので厳密に言うと今日は初雪ではないかもしれませんがとにかくいよいよ雪のシーズンがやってきました。

　昨夜お泊りのお客様が「タイヤがノーマルだからチェーンを巻かなくては・・・」
と心配しておられましたが道路にまでは積もらなくてまずは一安心。

　それにしても一昨年は大変でした。12月はじめに降った初雪が何とどか雪。結局12月中大雪で、ずーっと店の前と駐車場の雪かきをしてました。
今シーズンはどうなりますやら・・・。

　雪が降ると大喜びなのは子どもとスキー場と前事務局員のU君みたいな人ぐらいかな。

　　　　　かつてはスキーシーズンもお客様が多かった
　　　　　　　　　　　　　　宿屋の女将

2008/11/13 (Thu) これからどうなるの？

　週末、特に三連休なんかにおいでになったお客様がよく「この不景気なときにここは繁盛してていいね。」とおっしゃる。私のブログを読んでくださっている皆さんも「景気がよさそうだなあ。」と思っておられるかもしれませんね。ところがこれがウィークデイになるととたんに閑古鳥が鳴き出すのが今年の現状です。

　今年１月から１０月までの売上を昨年と比較しましたらなんと１５パーセントも落ち込んでいました。５年前どん底を経験し、その後頑張って右肩上がりを続けてきたんですがここに来て「いよいよ不況の波が押し寄せて来たか」という感じです。旅館業はかなり前から不況業種と認められており、各地で老舗旅館を始めとした倒産・廃業が続いています。郡上八幡はマスコミでもいろいろ宣伝してくれたりしてたくさんお客さんが訪れていただき恵まれていた方なのですが、これからじわじわと金融不況の広がりが影響してくると思うと心配です。

                          宿屋の女将

2008/11/10 (Mon) 映画マニアその後

　先日長良川鉄道に乗って関まで行き「おくりびと」という映画を観てきました。

　大河ドラマ「徳川慶喜」以来ファンになったモックンこと本木雅弘さん主演ということもあり予告を以前に見てから楽しみにしていました。

　映画はチェロ奏者だった主人公がひょんなことで「納棺師」という聞きなれない特殊な職業に就き、さまざまな体験と葛藤をしていく中で「人の死」について考えるという物語。（でもユーモアもあってそんなに暗くありませんよ。）

　生まれたからには死は避けては通れないことなのに昔から死は忌み嫌われ、死に関係する職業はさげすまれてきたように思います。この映画は「死」を真正面から捕らえ考えを新たにさせてくれます。主人公の奏でるチェロの音色がテーマにとても合っていました。

　　　　　　　　　　宿屋の女将